Cacti Tips

Cactiとsnmpでサーバモニタリング

UNIXシステムをはじめとして、WindowsやMac OSなどの稼働状況を常時モニタリングする仕組みの一つに、snmpが挙げられます。さまざまなOSが混在する場合でもほぼ一意の手順にて各サーバの稼働状況を確認することができるので非常に便利です。そこで、ここではFreeBSDサーバへのsnmp設定導入手順についてご紹介します。

Cacti設定


前回の作業で、FreeBSDサーバにsnmpdサービスの設定・cactiのインストールを完了しました。ここでは Cactiをブラウザ経由で設定します。

インストーラーの進行



  1. インストーラーへのアクセス
    Cactiへのアクセス画面にブラウザで接続します。

  2. インストールタイプの選択
    ここでは新規に導入するので、「New Install」を選択します。そのほか、データベースへの接続情報が表示されていますので、先に設定した情報と整合していることを確認してください。

  3. 各種ツールへのパス設定
    Cactiが利用するツール・ログファイル等へのパス設定を行います。[OK]になっていない個所があれば適切に設定ください。

  4. ログイン画面
    設定が完了するとログイン画面が表示されます。管理者アカウント並びにパスワードでログインします。



  5. admin/adminでログインしたのち、パスワードの変更を促されますので適切に入力します。ログイン後の画面で、ホスト設定、監視対象デバイス設 定、グラフ作成などを進めます。

    管理対象の追加

    1. Management から Devicesを選択します。
    2. 右上部の[Add]を選択します。
    3. Description に説明文(本人が認識できるもの)
      hostname(ホスト名)
      Host Template(ここではucd/net SNMP Host)
      Downed Device Detection(ここでは、Ping)
      Ping Method(ここでは、ICMP Ping)
      SNMP Version(ここではVersion 2
      SNMP Community(先に設定したコミュニティー名を記載)
    4. [Create]ボタンをクリック。

    snmpグラフの作成

    1. [Management] - [Devices]から先ほど追加したホストを選択します。
    2. ページ上部の[Create Graphs for this Host]をクリックします。
    3. いくつかのグラフ作成候補が表示されますので、作成したいデータの右側チェックボックスを選択します。
    4. [Create]ボタンをクリックします。



  6. グラフの確認
    設定からしばらく時間をおくとグラフが自動作成されます。必要なモニタリング対象の情報を視覚的に確認できます。