汎用サーバ
概要 機能詳細

様々な用途に対応する汎用サーバ

ウェブサーバ、メールサーバ、データベースサーバ、DNSサーバ・・・様々なサーバが世の中に存在しますが、その機能の大半はソフトウェアで提供されます。つまり、どのようなハードウェアを選んでも適切に設定することで機能を実装することができます。

では、ハードウェアはどのように選べばよいのでしょうか。

それは、サーバ上で動くソフトウェアの特性に応じた性能を持つコンピュータ(汎用サーバ)を選ぶことにほかなりません。アプライアンス製品の大半も汎用サーバにソフトウェアを組み込んでサービス提供しています。各サーバアプリケーションの動作を理解してこそ初めて適切なハードウェアを選ぶことができます。
ハードウェア選定の主な目安
CPU能力
動作クロック数(処理速度)、コア数(同時実行数)が主な指標です。そのほかCPU固有能力、アーキテクチャごとにメモリへのアクセスが早いものや、ベクトル計算など特殊処理が可能なものなどおまけがついてきます。複雑な計算が必要となるサーバソフトウェアを実行する場合には動作クロック数を重視し、たくさんのプロセスが動く場合にはコア数を重視した選択を行います。

メモリ
コンピュータがソフトウェアを実行する場合にはメモリと呼ばれる記憶装置にプログラムをロードします。つまり、たくさんメモリが搭載されているコンピュータはたくさんのプログラムを実行でき、大量にデータを高速に扱うことができます。仮想OSを大量に実行するサーバや、データベースサーバなどメモリを大量に使用するサーバにはメモリを可能な限り追加することをお勧めします。
数値計算や、一部のハイエンド利用では高速なメモリアクセスとエラー処理(ECC)が要求されるケースがあります。

HDD
データを記憶する装置としてハードディスク(HDD)があります。データを大量に蓄積するファイルサーバでは高速で大量のHDDが必要になり、高速なディスクアクセスが必要になるデータベースサーバなどではSSDを利用するなど利用するサービスによって様々な選択肢から適切な構成を検討します。

電源
システムを安定に動作させるためにはサーバが十分に動作するだけの電源容量が確保されており、かつ冗長構成などにより電源機構障害時にも安定して動作するための機構が要求されます。

各種サービスを安定して動作させるためのサーバ選定についてお任せください。様々なアプリケーションの動作を把握し、数々のサービスを提供し、パフォーマンスモニタリングを含めた運用実績によってお客様に最適なハードウェアをご提案しています。
OSの選定
AIX、Solaris、HP-UXなど特殊ハードウェア専用OSを利用する場合にはOS選択に特に困りませんが、様々なベンダーから提供されているハードウェアを用いてサーバを構築する場合にはOSを導入することから頭を悩ませます。
第一に、提供するサービスを構成するソフトウェアの動作が保証されるOSを選択しなければなりません。 第二に、ハードウェアが動作するOSを選択しなければなりません。
OSの導入
インストーラーが非常に便利になり、UNIXをインストールする場合でも簡単にシステム導入できるようになりました。しかし、標準インストール状態では不要なサービスが多々動いていたり、必要なサービスが動いていなかったり、不要なファイルが大量にインストールされていたりと、あまりサーバ用途としては適切でない状態になっています。
その他カーネルパラメータと呼ばれるOSの基本部分をチューニングしなければハードディスクアクセス・ネットワーク通信のパフォーマンスが低下したり、利用可能なサービス数に制限が発生したりと、期待通りの動作をしないこともあります。
各OSのシステムチューニングを含めて導入を行います。


基本機能

  • ハードウェア設計・選定
  • OS選定・基本機能設計
  • OS導入
  • ハードウェア設置
  • 動作テスト

追加機能

  • ハードウェアチューニング
  • 不要サービス停止
  • ソフトウェアチューニング
  • セキュリティー診断

 

導入の流れ

  1. 提供サービスヒアリング
  2. ハードウェア選定・導入
  3. OSセットアップ
  4. (サービス構築)
  5. 各種チューニング作業
  6. 試験運用からサービスの妥当性を検討
  7. 本格導入へと移行

製品参考情報