並列計算サーバ
概要 機能詳細

大規模・大量処理用並列計算サーバ

主として高速計算用途に用いられますが、複数台の計算機をネットワーク接続し、分散メモリ型計算機として利用することができます。これまでスーパーコン ピュータ、ウルトラコンピュータと呼ばれた計算機でしか実現できなかった並列計算を手軽に実現できるようになりました。

大規模処理
1台の計算機では実行できない巨大な計算を複数の計算機に分割することで実行できるようになります。



たとえば大規模な構造体計算を1台の計算機で行う場合、高価な高速計算機が必要になります。また、ハードウェア限界がによって利用できるメモリ空間に限界 があり、目的とする計算格子点数が確保できない場合があります。
その一方でクラスタコンピュータは、1台あたりの利用可能メモリ量が少ない代わりにどれだけでも台数を増加させることでメモリ空間を利用することができま す。
大量処理
グリッドコンピューティングが着目されるようになったのは、日常処理の大半が大量のルーチンワークにあることが要因でした。大量のルーチンジョブ処理には 大量のCPUを用いることが効果的です。


それぞれの事務端末でルーチンワーク(集計処理など)を行うと、それだけ手元のコンピュータに負荷が増大し、そのほかの作業が進まなくなるなど弊害も発生 します。複数の人で同じような作業を行っているような場合には事務処理用計算機を利用することでCPU資源の有効活用が可能になります。


基本機能

  • LinkAgregation機能
  • NIS、NFS機能
  • コンパイル環境導入
  • 並列計算ライブラリ導入
  • 無停電電源装置

追加機能

  • 各種チューニング
  • 商用コンパイラ導入
  • CUDA設定
  • バッチジョブシステム導入
  • パフォーマンスモニタリング
  • 障害モニタリング

 

導入の流れ

  1. ハードウェア選定・導入
  2. OSセットアップ
  3. 並列環境設定
  4. 各種チューニング作業
  5. 試験運用からサービスの妥当性を検討
  6. 本格導入へと移行

導入アプリケーション

対応OS

  • Linux
    RedHat Enterprise Linux
    Fedora Core
    CentOS
    OpenSUSE
    Ubuntsu

  • FreeBSD
    FreeBSD 4.x
    FreeBSD 5.x
    FreeBSD 6.x
    FreeBSD 7.x

  • UNIX
    (コンパイル環境によっては不可)
    Solaris
    HP-UX
    AIX