導入検証環境構築
既存環境に対して新規にサーバを追加する場合、その連携調査などを事前に実施します。しかし、実機を利用した場合には既存サービスにどのような影響が出るかわかりません。そこで、既存サーバデータを仮想OSとして立ち上げ、さらに新規に導入予定のサーバ用OSも仮想OSで設定します。
高可用性システム
これまで、サーバは機器を設置しOSをインストール、各種アプリケーションのセットアップ、アップデート作業を実施する必要がありました。したがって、機器の障害発生時にはバックアップからの煩雑な復元が必要になり、サービスを終了した場合にもそのリソースを他で利用するなど「使いまわし」がなかなかできませんでした。
vmware などの仮想化ソリューションでは、各サーバはイメージファイルとして保存されており、vmware サーバなど、仮想化サーバをインストールしてある機器にイメージを配布することで速やかに障害から回復できます。また、サービスを停止した場合にも他のイメージに対してリソースの再分配が可能なので、機器稼働率を高く保つことができます。
仮想化システムのメリットはアイディア次第で多様です。本ページではvmware server を使った仮想化システム構築手順をご紹介します。
インストールの前に
vmware serverは無償ですが、インストールファイルの取得、インストール作業にはvmwareへの登録が必要になります。
手順を簡単にまとめましたので参考ください。
インストール
標準インストール作業であれば、10分程度で完了します。インストール後のネットワーク設計について若干ふれています。
仮想コンピュータセットアップ
仮想OSインストール前に仮想コンピュータを設定します。仮想コンピュータ設定時に使用するCPU数、メモリ量、HDD容量を決定します。事前に設計しておきましょう。
仮想OSセットアップ
各OSをセットアップした際の起動状況をまとめています。OSセットアップ手順については各OSのマニュアル等を参照してください。
- FreeBSD 6.xセットアップ
- Fedora Core 6 セットアップ
- Fedora Core 5 セットアップ
- OpenSuse Linux セットアップ
- Solaris セットアップ