メールサーバ
概要 機能詳細

メールサーバ機能詳細

基本機能

  • メール送受信機能
    MTAの設定を行い、メール送信・受信が可能なように設定を行います。サーバ名、ドメイン名、エラー発生時の通知先設定などを含みます。

  • 第三者中継禁止設定
    メールサーバが不正利用されるとSPAMメール配信用に攻撃者によって利用されてしまいます。このような攻撃を防ぐため、第三者中継を禁止する設定を行います。

  • サブドメイン設定
    大規模組織ではいくつかのサブドメインを用いてネットワーク管理を行います。サブドメイン環境下で正常動作するように設定を行います。

  • ロギング設定
    メール送受信履歴を把握することで相手先にメールが届かない、相手先からメールが届かないなどのトラブル解決に役立てます。また、ログ取得によりメールサーバを不正使用されていないか確認できます。

  • マスター・スレーブ設定
    電子メールは業務・日常生活に非常に重要な役割を果たしているため、万が一の停止時には多大な被害が発生します。万が一の障害時にもメールシステムが利用可能なようにマスター・スレーブ構成をとることが可能です。

  • DNSへのMXレコード登録
    メールシステムを正常稼働させるためにはDNSエントリー登録が必要になります。障害時のスレーブ設定など適切な設計を行います。

  • POP設定
    メールソフトによる受信機能としてPOPサービスを構築します。セキュリティを考慮したPOP-SSLや、POP before SMTP、APOP対応などは追加機能として設定可能です。

  • IMAP設定
    メールサーバ上にメールを保存し、クライアントから参照のみを行うIMAPサービスはウェブメール利用には必須です。データ管理の観点からも機密情報をメールサーバに一元化し、不要なセキュリティーリスクを低減することができます。

  • アクセス制限
    不要なメールを速やかに排除することでメールサーバ負荷を低減させます。メールサーバリソースを不要な処理に消費させないアクセス制限を導入します。

追加機能

  • RBLによるスパム対策
    SPAMメールの流通量は全世界のメール流通量の95%以上を占めるといわれています。SPAMメールを発信したメールサーバのデータベースとしてRBLサービスが提供されています。RBLサービスの利用によりSPAMメール受信を大幅に減らすことができます。

  • SpamAssassinによるスパム対策
    SPAMメール対策商品として様々なアプライアンス製品が提供されています。オープンソースでもメールの内容を解析してSPAMメールを排除するアプリケーションとしてSpamAssassinが開発されています。RBLに検出されなかったスパムメールの9割以上を除外することができます。

  • ヘッダ・本文解析によるスパム対策
    アプライアンス製品などでも導入されているメールのヘッダ、本文解析によるスパム対策を行い、SPAMメール対策を行います。

  • ClamAVによるウィルス対策
    PCのウィルス感染経路は様々ですが、電子メールを媒体としたウィルス感染もいまだに健在です。ウィルスメール対策アプライアンスも多数存在しますが、オープンソースのClamAVを利用することでもウィルスメール対策が可能です。

  • バーチャルドメイン対応
    複数のドメインを管理している環境で、それぞれの宛先に配信されたメールを受信するためのバーチャルドメイン設定を行います。

  • SSL通信設定
    メール通信内容の暗号化としてPGPなどが有名ですが、あまり普及していないのが実情です。通信経路上でメール内容を暗号化する手段としてSSL暗号化設定を行います。メール送受信時のパスワード通知も暗号化されますので機密保護にも役立ちます。

  • POP before SMTP設定
    メールサーバの不正使用を防護するために古くから利用されてきたPOP before SMTP設定の導入を行います。現在はSMTP-Authの導入が主流です。

  • SMTP-Auth設定
    メールサーバの不正使用を防護うするためにメール送信時にユーザ認証を行うSMTP-Auth設定を導入します。メール送信ごとにユーザ名・パスワードがネットワーク経路を流れますのでSSLによる暗号化が必須です。

  • SPF設定
    メール送信元を保証する機能としてSPF設定の導入が進められています。遅からず、SPF設定を行っていないサーバからはメール送信が不能になることも考えられます。

  • メーリングリスト設定
    グループで業務を行う場合、決まった複数の宛先にメール送信が必要になります。情報共有や、情報履歴保存を目的としたメーリングリスト利用により、業務の簡便化を行います。

導入アプリケーション

対応OS

  • Linux
    RedHat Enterprise Linux
    Fedora Core
    CentOS
    OpenSUSE
    Ubuntsu

  • FreeBSD
    FreeBSD 4.x
    FreeBSD 5.x
    FreeBSD 6.x
    FreeBSD 7.x

  • UNIX
    (コンパイル環境によっては不可)
    Solaris
    HP-UX
    AIX